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演劇

京楽座「山椒大夫考」

文豪森鴎外の小説で国民的文学となった『山椒大夫』。その原作は中世の放浪芸説経節「さんせう太夫」である。小説では安寿と厨子王が人買いに買われ、母とも生き別れになる美しくも悲しい物語だが、説経節はそれよりもだいぶ骨太な革命劇、祝祭感のある結末となっている。
 説経節は仏教説話が芸能化したもので、わが国の語り物芸の源流であり、記憶の底から立ち上がる物語の原型でもある。邦楽界の至宝と謳われた平井澄子の音楽にのせて贈る舞台は語り物音楽の傑作として名高い。『しのだづま考』で文化庁芸術祭賞をはじめ国内外で数々の演劇賞に輝いたふじたあさや・中西和久による一人芝居、説経節シリーズ第2弾!

5月4日(月・祝)14:00開演(13:30開場)

京楽座「山椒大夫考」中西和久中西和久
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出演
中西和久
会場
川崎市アートセンターアルテリオ小劇場
全席指定
一般3,200円
学生2,000円(小〜大学生)

 

【あらすじ】

筑紫の国へ配流された父を尋ねて、安寿と厨子王の姉弟は、母と乳母ともども奥州を立って長余の旅に出た。越後の直井の浦で人買いの手に掛かった一行は二艘の船に乗せられて、母は佐渡島へ、安寿と厨子王は丹後由良の長者山椒大夫のもとへと売り分けられてしまう。
涙に暮れる姉弟には過酷な労働と絶望的な日々が待っていた。やがて二人は逃亡を企て、安寿は厨子王を説き伏せ逃がす。が、姉は山椒大夫一門に火責め水責めの果てに殺されてしまう。
国分寺のお聖の助けで追っ手から逃れた厨子王は、やがて都へ上って参内し、丹後の国司となった。錦を飾って由良に赴く厨子王だったが待っていたのは姉の最期を物語るお聖の言葉だった。山椒大夫一門を極刑にし、やがて厨子王は母を捜して佐渡島に渡る。そこに目を泣き潰した老女の、かすかな唄声が聞こえてきた。「安寿恋しや ほうやれほう 厨子王恋しや ほうやれほう」

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