2022年公演情報 Concert Information

2022公演はすべて終了しました。

伝統芸能

人間国宝の競演「友枝昭世と山本東次郎の至芸」

5月3日(火・祝)開演14:00(開場13:15)

毎年大好評を博している、二人の人間国宝による豪華競演。

■解説:馬場あき子
■能「隅田川(すみだがわ)」 シテ:友枝昭世
■狂言「麻生(あそう)」 シテ:山本東次郎
■アフタートーク:馬場あき子、友枝昭世、山本東次郎

  • 出演
    友枝昭世(シテ方喜多流・人間国宝)
    山本東次郎(狂言方大蔵流・人間国宝)
    馬場あき子(歌人) ほか
  • 会場
    麻生市民館 大ホール
  • チケット料金
    全席指定
    SS席 6,000円
    S席 5,000円
    A席 4,000円
    U25割(S席 2,500円、A席 2,000円)

    ※U25割=25歳以下の方は、対象の席種を割引料金でご購入いただけます。来場時に生年月日のわかる身分証明書をご提示ください。
    ※未就学児の入場不可

公演の見どころ聴きどころ

今回お送りする演目は、人買いにさらわれたわが子を探して隅田川までたどり着いた狂女の悲劇を描いた能「隅田川」と、舞台上で髪を結う場面が特徴的で上演するのが珍しく、正月の厳かさと華やぎ、それを心待ちにする人々の心が伝わるめでたい狂言「麻生」です。公演前に行われる歌人・馬場あき子さんによる丁寧な解説は、普段から能に親しまれている方、初めてご覧になる方のどちらにも好評をいただいています。公演後の出演者による、普段なかなか聞くことのできないアフタートークもお楽しみください。

出演者プロフィール

友枝昭世(ともえだ あきよ):能楽師喜多流シテ方
1940年3月24日生まれ。肥後熊本、加藤家・細川家のお抱え能役者の本座・友枝家に友枝喜久夫の長男として、東京に生まれる。
1946年/能楽シテ方喜多流十五世宗家喜多実氏に師事
1978年/第28回芸術選奨文部大臣新人賞受賞
1994年/第16回観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞
1995年/第45回芸術選奨文部大臣賞受賞
1996年/「友枝会」(江戸幕府崩壊後、曾祖父友枝三郎のもと熊本にて発足)を父喜久夫没後継承
2000年/春の紫綬褒章受章
2003年/日本芸術院賞受賞
2004年/伝統文化ポーラ賞大賞受賞
2008年/重要無形文化財各個指定(人間国宝)認定
2011年/日本芸術院会員に就任
2020年/旭日中綬章受章

喜多流宗家預り
友枝昭世
https://tomoeda-kai.com/performer/akiyo/
山本東次郎(やまもと とうじろう):能楽師 大蔵流 狂言方
1937年5月5日生まれ。山本東次郎家四世。三世東次郎の長男。山本会を主宰。
1964年/芸術祭奨励賞受賞
1992年/芸術選奨文部大臣賞受賞
1994年/第16回観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞
1998年/紫綬褒章受章
2001年/エクソンモービル音楽賞(邦楽部門)受賞
2007年/日本芸術院賞受賞
2012年/重要無形文化財各個指定(人間国宝)認定
2017年/日本芸術院会員に就任
一般財団法人杉並能楽堂理事長。
著書:「狂言のすすめ」、「狂言のことだま」、「山本東次郎家 狂言の面」(玉川大学出版部)、「狂言 山本東次郎」(共著)(新人物往来社)、「中高生のための狂言入門」(共著)(平凡社)

山本東次郎
www.kyogenyamamoto.com/
馬場あき子(ばば あきこ):歌人
日本を代表する歌人、文芸評論家。短歌結社「かりん」主宰。古典や能に対する造詣も深く、喜多実に入門。新作能の制作も行い、「影媛」(国立能楽堂委嘱)は大好評を博した。文化功労者、日本芸術院会員、朝日歌壇選者ほか。「馬場あき子全集」全13巻ほか歌集や著書多数。川崎市在住。

関連URL

公益財団法人 川崎市文化財団
HP:https://www.kbz.or.jp/event/noh/20220503/
Twitter:https://twitter.com/kbunkazaidan

  • 能「隅田川」友枝昭世 イメージ 能「隅田川」友枝昭世
  • 友枝昭世 イメージ友枝昭世
  • 狂言「麻生」山本東次郎 イメージ 狂言「麻生」山本東次郎
    撮影:前島吉裕
  • 山本東次郎 イメージ四世 山本東次郎
  • 馬場あき子 イメージ馬場あき子(歌人)