2024年公演情報 Concert Information

演劇

朗読

劇団民藝公演
「篠田三郎・樫山文枝 文学の夕べ」

5月4日(土・祝)開演14:00(開場13:20)

耳を澄ませばそこには江戸情緒が広がります

コロナ禍の2021年に始まった「名作朗読シリーズ」第一弾。全国20か所で上演を重ねて好評を博してまいりました。いよいよ「アルテリッカしんゆり」に登場します。
市井の人々の暮らしをあたたかな視線で描く、藤沢周平と山本周五郎。長年日本人に愛され続ける二人の珠玉小説を、朗読の名手として知られる篠田三郎と樫山文枝が江戸情緒たっぷりにお届けいたします。

★本公演の前売券は完売いたしました。
公演当日、13時より若干枚数当日券を販売いたします。

  • 演出
    丹野郁弓
  • 出演
    篠田三郎、樫山文枝
  • 会場
    新百合トウェンティワンホール
  • チケット料金
    (税込)
    全席自由
    一般:4,000円
    U25割:2,500円

    ※未就学児の入場不可
    ※U25割=25歳以下または学生(会場にて要身分証明書提示)
    ※U25割は劇団民藝のみ取り扱い

    ※※ご注意※※
    トウェンティワンホール階段席故障のため、すべての座席が段差無しフラットになります。

  • 演目
    第1部「山桜」(予定)
    作=藤沢周平 出演/篠田三郎

    海坂藩の下級武士の娘・野江は、前の夫に病気で先立たれ、磯村庄左衛門と再婚した。叔母の墓参りの帰りに、磯村家よりも前に縁談の申し込みがあった剣術の名手・手塚弥一郎と偶然出会う。野江が手塚との縁談を断ったのは、剣術使いは怖い人だとの思い込みからだった。
    しかし実際に話をしてみると、手塚は正反対の心の優しい男だった。その日から野江は手塚のことを意識するようになる。山桜が満開の頃であった……。

    第2部「夜の辛夷」
    作=山本周五郎 出演/樫山文枝

    女の独り身で子どもを育てるために岡場所に身を落としたお滝は、凶状もちが逃げ込めば、岡っ引きに密告して礼金を得、客には年を偽って稼ぐため、朋輩に罵られている。
    ある十二月の寒い晩、彼女は岡場所になどに来る気質とは違った元吉という職人風の客をとった。おかしなことに男は「寝床は二つ取ってくれ」と言う。この男はもう二度と来ることはないだろうとお滝は思ったのだが、なぜか元吉はまたやって来た……。

公演の見どころ聴きどころ

コロナ禍の2021年に始まった「名作朗読シリーズ」第一弾。全国20か所で上演を重ねて好評を博してまいりました。いよいよ「アルテリッカしんゆり」に登場します。
市井の人々の暮らしをあたたかな視線で描く、藤沢周平と山本周五郎。長年日本人に愛され続ける二人の珠玉小説を、朗読の名手として知られる篠田三郎と樫山文枝が江戸情緒たっぷりにお届けいたします。

出演者プロフィール

篠田三郎(しのだ さぶろう)
2020年1月10日より劇団民藝青山事務所所属。1948年東京都生まれ。1965年大映東京撮影所第18期ニューフェースに合格。翌年、大映「雁」でデビュー。73年にTBS「ウルトラマンタロウ」NHK「天下同々」で主役を演じお茶の間の人気者となり、以後テレビ、映画で大活躍する。主な映画出演作に「金閣寺」「遠き落日」「山桜」など。劇団民藝公演では『八月の鯨』『SOETSU』『ある八重子物語』がある。
樫山文枝(かしやま ふみえ) 
1941年東京生まれ。俳優座附属養成所を経て、1963年入団。今年入団60年を迎えた。64年『アンネの日記』アンネ・フランク役でデビュー。NHK朝のテレビ小説「おはなはなん」でお茶の間の人気を博す。2008年『海霧』で紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。舞台を中心に、映画、テレビ、ナレーション、朗読など幅広く活躍している。
  • 篠田三郎
  • 樫山文枝